「レジスタントスターチ」ってご存知ですか?

「レジスタントスターチ」

食物繊維サラダ

火曜日午後10時からNHKBSプレミアムで放映されている
「美と若さの新常識」-カラダのひみつ-を見ていたら、「レジスタントスターチ」
という聞きなれない言葉が飛び込んできました。
字幕で大きく「便秘解消の救世主!新・糖質“レジスタントスターチ”」と紹介されています。

“でんぷんなのに消化されず、食物繊維と同じ働きをする糖質のこと”だということで、
もしそれが本当なら、ダイエットしながら食物繊維を摂りたい方には本当に朗報です。

番組の中では、レジスタントスターチを与えたマウスと
同量の食物繊維の入ったエサを与えたマウスの、3週間後のフンの総量を比較して
2倍近い差があることを映像で伝えています。

レジスタントスターチを多く含む代表的な食材としてサツマイモがありますが、
100グラムの蒸したサツマイモに含まれる糖質は30g、食物繊維は3.8gです。
そしてこの30グラムの糖質のうち10%がレジスタントスターチだそうです。
そうすると、サツマイモ100gを食べると食物繊維3.8g+レジスタントスターチ3g=6.8g
の食物繊維を大腸に送り込むことになりますね。これはすごい。

 

レジスタントスターチのすごさは、水溶性食物繊維の役割も果たすことです。

食物繊維には大きく分けて不溶性と水溶性の二種類があり、不溶性は便の量を増やし、
水溶性は腸の蠕動運動を促進する、というのが便通に関する役割です。
水溶性食物繊維は腸内細菌が好んで食べるエサです。
そして腸内細菌がこの水溶性食物繊維を食べて創り出す物質が短鎖脂肪酸です。

短鎖脂肪酸こそ大腸の筋肉を刺激し、蠕動運動を引き起こす物質です。
番組では腸内細菌がレジスタントスターチを食べ、
どんどん短鎖脂肪酸を作りだしているところがリアルに再現されていました。

短鎖脂肪酸にはまだまだいろいろな機能があって、
免疫という点からもすごく重要な存在なのですが、
そのあたりの話はまた今度。

 

番組の中で、同じサツマイモという食材でも煮る場合と焼く場合と蒸す場合では
それぞれできるレジスタントスターチの量が変わること(蒸す場合が最も増える)や、
食べる前に一晩冷蔵庫で寝かせるとレジスタントスターチの含有量が増す等の知恵が
紹介されていました。

まずはランチで出してみようと、こんなランチメニューを作ってみました。
ご興味のある方はこちらを覗いてみてくださいね。

「腸活ランチ」ページをご覧ください。 >>>

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